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2013年6月 2日 (日)

お客様って、神様なんですかね?

乙武さんの入店拒否にまつわる是非のネット上のやり取りで、
差別・介護・福祉・経営・中小店舗・政策課題…と議論百出の発火点になったこの件。

…この流れを全く無視して
「お客様は神様です」
... という言葉について。
日本ではありがちな「おもてなし」に対する
店側の心掛けを象徴するマジカルワードですが、
ちょっと考えてみてください。

神様…って、全知全能で、人に「報酬」にしろ「試練」にしろ、西洋的には
「与える側」として定義されているように私は思っているのですが
お客様がくれるのは基本的に「お金」であって、
それは労働の対価・価値を一時保存するための代替物でしかありません。
しかも極上のサービスを「くれる」のが当たり前になっている客の風潮。

あれ?「与える」の方向があべこべではありませんか?
それとも東洋的には神への「お供え」だから、
神には「与えなくてはいけない」のですか?
ちょっと変ですよね。
…変じゃない?
…いや、私は変だと思うのです。偏屈な思考で恐縮ですが。

再定義します。
「お客様は王様です」
これが現実です。正直嫌な感じですけど。

「お客様は神様です」
…と呼ばれたければ、「また来店してほしい」と思われる、
時に店に幸せを分け与えることもできる、
「素晴らしい客」になることを目指そうではありませんか。
仮に人間が神の存在に近づくことが許されるのであればですけど。

「神」と「愛」は人間の期待を裏切るようにできています。
期待してはいけない存在なのですから、当たり前なのですが、
それらに「すがる」というのはいったいどういう心持なのでしょう

例に出すのがアメリカで恐縮ですが、
就任時に神の信託を象徴する聖書に手を当てて宣誓する大統領が、
ノーベル平和賞を受けた後で、
宣戦布告もなしに無人機爆撃による殺戮を犯す指導者に成り果てるわけです。
(現在も継続中)
「ホンネとタテマエ」が日本人の専売特許と思ったら大間違いです
世界はもっと歪んでいます。

王様はいても神様はいない。

ついつい拡張。
「神様≠客=王様」をこじつけるための
きれいごと談義。

http://zzhh.jp/questions/439

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