« 海の向こうの指導者に沸く日に | トップページ | ひきこもり休日 »

2009年1月22日 (木)

涙雨、鈍色の空の下

にびいろ(鈍色):以下、Wikipediaからの引用

鈍色(にびいろ、にぶいろ)とは濃い灰色のこと。
平安時代には灰色一般の名称であったが、
のちに灰色、鼠色にその座を取って代わられた。

鈍とは刃物などが切れなくなる事などを指す「鈍る」が語源。
古語では「灰色がかっている~」という意味で「にばめる~」という。

喪の色、あるいは出家の色として平安文学には頻繁に登場する。

====引用、以上。====

関東は朝からどんより。
滴(したた)りそうな重い雲から
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
雨を細切れに撒くような一日。

叔父は仮通夜を迎えることになったが、
私は降雪欠航の予備日の休暇。
空模様を見上げながら、遠ざけた故郷を思う。

…で、栃木県の日光に行って来た。
東照宮じゃない。

霧降スケートセンター。
実は今期4回目。

Kirifuri

スケート修行です。
ただし、今日に限っては雨気が若干気になるので、
手ぶらで滑走です。

ちなみに他の3回は…
Glidecam1
こんな格好だったりします。防振装置をつけたカメラです。
10kgくらいあります。
あほです。
 (撮影場所は他の某所です:こんな格好は…許可が必要です…)

Edge
マイシューズ。
エッジはいわゆる「スラップ」じゃなく、
ノーマルなタイプです。
(それでも10万近くしますが…18年前の購入品)

客が少ない日柄を選んでいることもあって、
好き勝手に滑走するのですが、
日頃の鍛錬がイマイチですぐに息が上がります。

今日はいませんでしたが、
マスターズの大会を目指した元青年が、
私に滑りのコツを聞いてくることもあります。
もう70歳という方もいて、恐縮です。

元青年、今日はいませんでしたが
元青年、今日はいませんでしたが

話し相手も無く、黙々と滑って、
引き揚げてきたロビーで、
メガネをかけた妙齢の清掃婦。

「素敵な滑走でした。ありがとうございます。
 もう帰られてしまうのですか?」
とびきりの笑顔で、私を真正面に話しかけてきた。

暇をかいつまんで、見られていたのか。
意識していなかった。
そもそも”ありがとう”なんて。

不意を突かれた。

滑走の感触から今後の課題を
あれこれ考えながらいつの間にかこわばっていた顔が、
ぱあっと緩んでいくのが自分でもわかる。
つい、

「こちらこそ、ありがとうございました」
施設を使わせてもらった御礼のつもりの挨拶だった。

そういえば、18年間、一度も研ぎあげていない
私のスケート靴。

そんな”鈍色”をリュックに詰めて、
別れをいっとき忘れそうになる、出会いの旅をした。

今日は。

====

高原を降り、歩いて帰る道すがら、民家の屋根で「ダンダン」と音が。
見上げると顔とお尻が赤い…野生のニホンザル。
毛並みもまさに「鈍色」のよう。
3匹も。
想像していたより大きくてびっくり。
カメラを取り出したときには、
姿をくらましてしまった。
いや、サルが去った…と言っておきます。

オチで。

|

« 海の向こうの指導者に沸く日に | トップページ | ひきこもり休日 »

コメント

ステディカム抱えてスケートなんて、日本中どこを探してもあなたしかいません。

投稿: たぁ | 2009年2月 3日 (火) 17時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122764/43826600

この記事へのトラックバック一覧です: 涙雨、鈍色の空の下:

« 海の向こうの指導者に沸く日に | トップページ | ひきこもり休日 »