« スピーディーはワンダー | トップページ | ピッチャーガエシ »

2006年8月16日 (水)

盆です。

(後日記です)

昨日朝6時半からの仕事で、早く仕事を終え、
実家に帰りました。
とは言っても、車で1時間半程度ですが、
親戚一同はすでに墓参りを済ませて、食事会の席に合流。
同席する叔父と婆ちゃんは揃ってガンを患ってもう何年になるだろう。
叔父は人口膀胱生活に抗がん治療しながら農業経営。
婆ちゃんに至っては末期も末期、
余命宣告の日からとうに半年だか1年だか過ぎているのに、
寝たきりどころか皆と一緒に食事に来れるほど元気だ。

「いやー、信じられんことだよ婆ちゃんは」と私に耳打ちする当人が
もう一人のガン患者の叔父なのだから世話ないが、
そんな体のことよりも、
見慣れないイタリアンのメニューを睨みながら、
舌を噛んでしまいそうな名前の複雑さが、2人とも、
今の最大の悩みになっているらしいことだけは良くわかった。

ひとまず、
おいしく食事をできることというのは素晴らしい。

=====

翌日となる今日も仕事なのだが、
出勤の夕方まで時間があるので、
実家で一晩過ごし、朝からひとり、納骨堂2件に墓苑1件を回って
手を合わせてきた。
いつもぶらさがって付いて回っていただけだったので、
一人出回ったのは、実はこれが初めてだ。
墓の場所の記憶があいまいで、
少し雨に当たる時間が長引いてしまった。

ひるめしにはソバ。
納骨堂の近くにある蕎麦屋に入る。
思君楼。恵庭本店。
亡くなった父方の爺さんが休みの日によく連れて行ってくれた老舗。
近頃は実家により近い恵み野店ばかり贔屓にしていたので、
本店に入るのは久しぶりだ。

往時を偲びながらすする味。

背中には歓声と球音を伝える甲子園の様子を映すテレビが。

Browntv

「地デジ」がもてはやされる昨今、
まだチャンネルが「がちゃがちゃ」の骨董品みたいな奴だが、
ブラウン管の映像は実にきれいに写っている。
手入れが行き届いているのだろうか。
とうに平均余命は超えているというのに、現役バリバリだ。

テレビという「箱」の新しさには関係なく、
球児の熱戦を伝えるテレビの「内容」にみんな釘付けだ。

舌鼓を打つ前に舌がもつれてしまった叔父のユーモアや、
老舗の飾らないたたずまいに誘われて、
「いたわりとは何ぞや」とか、あれこれぐちゃぐちゃ考えながら、
勝手にひとりうなずく。

そして…何をするわけでもなく。温故。

合わせた手に、数珠もかけずに…仏教徒なのに。→banner_02

|

« スピーディーはワンダー | トップページ | ピッチャーガエシ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122764/11518873

この記事へのトラックバック一覧です: 盆です。:

« スピーディーはワンダー | トップページ | ピッチャーガエシ »